100p16s(2010.05/10)

今回は仕事が休みとあって、久しぶりに5月9日早朝から翌日早朝までのロングラン釣行である。
 
8日は飲み会があったので夜間入釣は断念し、翌朝に春のポイントへと向かった。
 
到着すると、先客さんが居られたので、数十メートル上手に三本の竿をセット。
 
車中でくつろいでいると、大川の大御所・松尾氏と田村氏が来られ、私の下手へと竿を並べる。
 
いつものように抱腹絶倒話に盛り上がっていると、田村氏のアタリを知らせる防犯ブザーが鳴り響いた。
 
けっこう走られながらもタモに収まったのは80p。
 
その後、鉄人堀川氏、技の森川氏が登場!久々に先輩方々との談義となり、真剣話や笑い話に花が咲く。
 
一時間程で堀川・森川両氏が京阪前のポイントへと移動された後に、今度は話術の中川氏が現れ、更なる盛り上がりを
みせる。 翌日、予想通り腹筋が悲鳴をあげた(笑)
 
中川氏も一時間程で帰路に就き、田村氏の後にアタリが続かないまま夜を迎え、両氏が納竿の準備を始めだすと今度は
両氏の同メンバーである徳光氏と山崎氏が登場し、大御所両氏と入れ替わりでセットされた。
 
私がふと下流に目を向けると、早朝からの先客さんが帰られた様子なので、早速移動し、いつもの定位置にセットする。
 
受信機片手に舞い戻り、しばしの談義の後、大御所両氏は帰路に就き、徳光・山崎両氏と私は戦闘態勢の準備に入る。
 
車を上手から定位置に移動し、今日はコンビニ弁当にて夕食を済ませると、喋りすぎたのか睡魔が襲って来た。
 
納竿時間翌朝5時にタイマーをセットし、シュラフを引っ張り出してはフャスナーを全開にし、掛け布団のように全身を覆う。
 
静かなまま日付が変わり、納竿1時間前の4時に目が覚める。
 
トイレに行った後、いつもは再度仮眠に入るのだが、目が冴えたので竿の様子を伺いに向かうと、なななんと!三本の内、
向かって左の竿が腰の部分から曲がっているではないか〜。
 
先日から流出している茎の付いた草の塊が付いたかも??と川面を覗くとピンポーン大当たり〜!ってなんでやねん(笑)
 
竿をしゃくったりしながら道糸を塊から外そうとしていると塊の動きとは別の動きが感じられた。
 
鯉が付いているではないか〜〜!  草の塊が大きいので分かりにくかったのである。
 
センサーのクリップが道糸から外れているのにスイッチが入らなかったのもゆっくりと引き出されたからであろう。
 
上手を見渡すが両氏の居る気配は無いので納竿されたのかもしれない。携帯電話も車中なので一人で頑張る事に。
 
道糸で塊を引きながらズラし、鯉を浮かそうとするが中々浮いて来ない。
 
鯉の姿はまだ確認出来ないが、塊ごと引き逃げようとする力はけっこうなものだ。
 
今度は竿を真下に向け、ドラグを少し締めて上下に揺さぶると、草の弱い部分が切れたのか鯉が塊の横1メートルの
あたりで浮き上がった。  デカイ〜!!
 
だが、空気を吸わせる事が出来ないのが歯がゆい。
 
更に竿を上下に揺さぶるが、道糸の動きに限界が来ているようだ。
 
仕方なく、再度塊を横へズラしながら鯉を浮かせてはタモを落とすがすぐに潜られる。
 
タモの持つ手が疲れて来たので一旦引き揚げる。 腰も悲鳴をあげだした。 ポイントの設備環境が変わったので尚更だ。
 
針掛かりが浅ければ いつバレてもおかしくない状態なので半ば諦めが生じる。
 
バレ元で上記の動作を繰り返していると、鯉ちゃんも疲れて来たのか水面に浮く状態が長くなった。
 
更に繰り返すこと3度目の時、浮き上がった鯉に向かってスルスルっとタモを滑り落とし、鯉の真下からすくい上げながら
スポーっと網中へと収めた。  あ〜〜疲れた〜。
 
15秒ほど休憩し、一気に引き上げる。草の塊も一緒なので重い〜〜〜っ汗汗汗。  腰がより一層悲鳴をあげる。
 
シートの上に横たわった巨鯉を見るとけっこうな大きさである。  腰の痛みも吹っ飛んだ。
 
まずはタモ枠の上に乗せてみると、尾鰭はしっかりはみ出ているが3桁には微妙なところだ。
 
検寸台に乗せて慎重に検寸すると、なんとかメータージャストであり、魚重は16sであった。
 
続いて写真撮影に入り、今回もタイマー撮りとなったが、スムーズに行えるためのコツを一つ発見出来たのでいつもより
短時間で無事終了し、別れを惜しみながらリリース。
 
今回は、バレる恐れが続いた状態の中、納竿前に様子を伺った事や、針が口の堅い部分にガッチリと刺さっていた事等、
ほとんどが釣運仙人に助けられたと言っても過言では無い釣行だった。
 
今シーズン、Mオーバー2本の顔が見れたのも嬉しいが、その間が短日であった事も嬉しい限りである。
 
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